「登(とよま)米」
宮城県登米町。ここは、江戸、明治、大正、昭和の面影を、今に残す
城下町です。そして、江戸時代の面影を保つ全国でも類を見ない貴重な
史跡の町でもあります。
ほぼ原形のままの道路と区割りの中に武家屋敷、町屋、社寺を残したままで、
その中に織り込まれたように当時の建築、暮らしや祭り、伝統的な商業が
今も息づいています。
「江戸の食米の三分の一」が伊達藩で賄われていたそうですが、その積出港の
一つが近くを流れる北上川に面した登米でした。
また、「宮城の明治村」と呼ばれ、旧登米高等尋常小学校校舎は明治の洋風
建築物として国指定重要文化財でもあります。
そんな明治村登米を10年ほど前から追いかけていました。
2017年4月
公益社団法人 日本写真協会会員 笹崎 正明