「毎日が写真展」

 

 去年11月よりパソコン教室のホームページ作成講座に通い始めた。

きっかけは、去年10月に開催した12回目の個展を終えて、地元開催

とはいえ以前より多少疲労を感じたからだ。

 勿論、歳のせいでもあると思うが、考え方を変えようと思った。

 会期を短くするとか、中に休みを入れるなどを含めて考えてみた。

   それだけでは、満足できない。広い意味で、もっともっと多くの方々に観て

 いただき、ご意見をお聞きしたいと考えた。その手段として

 ホームページを考えてみた。

今まで、パソコンは自己流で毎日使ってきた。私にとっては、唯一の信頼で

きる忠実な友人だった。現在五台目のパソコンと付き合っている。

しかし、教室に通っているうち、自己流の限界を感じるようになり、ワードの

解らなかったところから進め、ホームページ作成を終えて翌年の2月いっぱいで

終了した。終了と同時に、世界に一つしかない自分のホームページが公開された。

 ここで、大きくつまずいた。公開されたがインターネットで、私の作った

ホームページを検索できない日が二か月半続いた。

 公開されても検索出来るようになるまで、かなりの日数がかかることはわかって

 いたので待っていたが中々検索できなかった。

 ネットで調べて手続きをしようとしても、どうしても出来ない日が何日も続いた。

 気は焦るし、イライラの毎日だった。困り果てた末、パソコン教室に再度お願いして

 検索できるようにする手続きを、個人レッスンで教えてもらい、やっと五月も終わる

 ころグーグルでの検索が可能になった。過去に何回も挫折したホームページでの

 写真発表が可能になったのだ。

苦しみ続けた半年だった。年寄りの挑戦は過酷の一言だった。

 

  やっと、今まで私の個展に来場いただいた方々に、「ホームページ開設のお知らせ」

 をし、落ち着いた毎日を送ることが出来るようになった。

 明日から新旧取り混ぜながら、少しずつUPしていこうと思っている。

 これが「毎日が写真展」だと言えるようになるまで。

 

 

          20216

 

日本写真協会 会員 笹﨑 正明