「村(むらた)田」

 

   宮城県村田町は、江戸時代末期紅花で栄え、当時の栄華を今も伝える豪勢な

  店蔵(たなぐら)と「なまこ壁」とよばれる土蔵造りの店舗や豪壮な表門が並ぶ

  古い町並みが残っており、「みちのく宮城の小京都」と呼ばれています。

  現在は、空き店舗も多くなりましたが、数軒が店蔵として営業を続けています。

  また、その店蔵を現代に生かしたいと、町有志の方々が「陶器市」などの

  イベントを毎年催し、近郷から多くの観光客を集めています。

  行政もまた町興しに熱心で、平成26年「やましょう記念館」などの蔵の町並

    が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されるまでになりした。

 

  先の東日本大震災での多くの被害をも克服し、もとの町蔵に徐々に修復されつつ

   あります。

  こんな村田町に魅力を感じ、10年ほど前から通い続けています。

 

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                 公益社団法人 日本写真協会  会員  笹崎 正明