「 東京そぞろ歩きー新宿ゴールデン街」
新宿ゴールデン街は終戦後混乱期にできた闇市を端緒とします。
連合軍の闇市撤廃の指示により闇市の各店舗は、新宿区三光町一帯に移転し、
後に新宿ゴールデン街と呼ばれるようになりました。
当時の三光町は繁華街から離れた場所にあり、殆どの店が飲食店の名目で
赤線まがいの営業をしていたそうです。風俗営業法の許可を取らず、もぐり
営業のため、俗称で青線と呼ばれていました。
1958年売春防止法施工により、青線営業をしていた店はすべて廃業し、
その後飲み屋街が密集する街となり、「新宿ゴールデン街」と呼ばれる
ようになりました。
新宿ゴールデン街は、文化人の集う街として広く知られるようになり、
「文化人たらんとする人間にとってゴールデン街に馴染みの店を持つことは
必須」とまでいわれるようになりなした。
作家、ジャーナリスト、編集者、その他数々の著名人が常連客としておとずれ、
ここで働いていた人の中からも、著名な活躍をする人たちが現れもしました。
このように、多様な文化人が集まる街が「新宿ゴールデン街」なのです。
そんな昭和が見え隠れする「新宿ゴールデン街」をそぞろ歩いてみました。
2018年9月
参考資料 ウィキペディア