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          「村(むらた)田」

 

   宮城県村田町は、江戸時代末期紅花で栄え、当時の栄華を今も伝える豪勢な

  店蔵(たなぐら)と「なまこ壁」とよばれる土蔵造りの店舗や豪壮な表門が並ぶ

  古い町並みが残っており、「みちのく宮城の小京都」と呼ばれています。

  現在は、空き店舗も多くなりましたが、数軒が店蔵として営業を続けています。

  また、その店蔵を現代に生かしたいと、町有志の方々が「陶器市」などの

  イベントを毎年催し、近郷から多くの観光客を集めています。

  行政もまた町興しに熱心で、平成26年「やましょう記念館」などの蔵の町並みが

  国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されるまでになりした。

  先の東日本大震災での多くの被害をも克服し、もとの町蔵に徐々に修復されつつあります。

  こんな村田町に魅力を感じ、10年ほど前から通い続けています。

 

                                      20174

 

 

                     公益社団法人 日本写真協会会員  笹崎 正明

 

 

「消えた街」

 

日本の、あちらこちらで街の再開発が行われており

どんどん古い町並みが消えていって、寂しい限りです。

ここ仙台市の一番町を挟んで三越の向かい側で、七十七銀行の

隣にあった通称「東一連鎖街」(仙台東一センター)もその一つです。

 

2012年商業施設「ITC」として建て替えられたオープンし、その姿を

再び見ることができなくなりました。

通いなれた街、横丁の暖簾、看板娘など、あなたの思い出の

一頁に加えていただければ幸いです。

 

20148